どこを描きたいか…いや、どんな絵が描きたいか。

画像は今日撮った風景写真の一部です。雨の中かすんだ風景はどこをトリミングしても気持ちの良い色をしています。今日もいい感じの色でした。私が描きたいところはきっとこんな感じです。

 

昨日、娘の習い事の送り迎えの時間に宇野の方面をぐるぐるしてみました。いろんな細い道がある。跳ね橋みたいなものもあった。

 

でも、結局あまり描きたいと思うところを見つけられません。

私が探そうとしているのはこんなところじゃないと思う。きっとみんなが描きたそうなところを私が描きたいと思わないのです。(以下、回ったところを撮影した場所も載せます。)

水門がありました。

宇野の新しくできた温泉のすぐ近くです。大きな駐車場はあるし描こうと思ったらかけるかな?でもあんまり興味は沸いてこないのです。

縦構図で露出をプラスにして撮影したここは上の水門の海側。

ここから向うに船が結構ついていました。

 

水門もこの風景も風景自体にあまり面白さは感じません。

私が絵にするとして興味を持続させようとするとう~んと単純化しての抽象画みたいな絵にきっとなります。

 

ベン・ニコルソン、ニコラ・ド・スタール、もう少し具象に近くなって、現役のドイツのクラウス・フースマン、そしてもう少し普通に少し前のマルケのような風景画に風景が見えるような気がします。そういう風に見たいのか、実際に見えてしまうのか…そっちの方が楽であって面白く、そう見えた時「面白!!」と思って道中よく立ち止まります。

我慢して写真のように見えたものは描きたくありません。

 

人物画では写実、もう少し自由に風景画は描きたいと思えてきます。ただ、欲を言えばスケッチは見たままに感動の線が引けたらいい。

上野場所はもう少し描きやすそうだけど・・・。

もう一枚画像を右に載せましたが、これは今日のお天気よくない風景。

下を通っている宇野線と30号が岡山までのびています。
海の船よりここの方が実は趣味にあっています。でも現場では車も止められない…そういう意味で描きにくいですね。

 

今日は午前中教室でした。宿題とも言わないのに、皆さんたくさん自分で描いてこられていて見せてくださいます。

すごく一生懸命で魅力ある作品たち。

 

3月には教室展があります。きっと素晴らしい展示ができると思います。私も皆さんに負けないように50号の制作、そして絵描きの日常を頑張ります。風景の少し抽象寄りの絵をスケッチと同時進行で描いてみます。

 

 

 

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コメント: 4
  • #1

    はる (木曜日, 30 1月 2014 22:42)

     今晩は。もう30年も前ですが、スタールの展覧会の紹介を朝日新聞で読んだときに、どうしても観たくて東京に出かけたことを思い出しました。当時はあまりいい画集はなかったのでその時のカタログは大事な宝物でした。そういえば透き通った色感が似ていますね。

  • #2

    山本佳子 (金曜日, 31 1月 2014 00:32)

    はるさま

    コメントありがとうございます。ニコラ・ド・スタールを知ったのははるさまよりうんと後で芸術新潮か何かで取り上げられたころでした。

    よく出回っている画集を持っていますが本物を見てみたいです。色、そして色面の扱いも心地よく感じます。
    全く別のものになるはずですがそうであっても風景でもう少しあんな風に描いてみたい気がしています。

    コメント励みになります。ありがとうざいました。

  • #3

    Tadachika (金曜日, 31 1月 2014 22:19)

    遙か昔、s36年 高校生でした。西洋美術館ができたての頃、フランス美術展がありました。その時、マルケの橋の絵を見ました。とてもいい絵でした。懐かしく思い出しました。

    近かったら、教室に入りたいのですが、とても遠くなので残念です。

  • #4

    山本佳子 (金曜日, 31 1月 2014 23:46)

    Tadachikaさま

    コメントありがとうございます。昭和36年ですか!私は影も形もないころですね。良い展覧会をしていたのでしょうね。マルケ、私もとても好きです。

    まさか、教室になんて…私も風景の参考にさせていただいています。
    私が描きたい風景を探して進もうと思います。