今進めている100号の部分です。今見えているところ以外はあんまり変化も、表現もなし。
こんなので本当に挑戦できるのだろうか。
そんなことを思うとヒヤリとする瞬間があります。
やはり、会場に飾ってもらわないことにはどうにもならないからです。
でも、自分が信じた方向なので進むしかないかな…と思っています。今描けるようなものではないかもしえないけど。
若いころから思っていたのは「重厚な絵が描きたい」今もそれはかわらないのですが、いつからか描けば描くほど面白くないものになっていることに気が付いて、昨年などは本当に薄い絵になりました。それには反省も。
ただ、描きこむと遠ざかり、描かないと浅い…やっぱり未熟。
その結果をちゃんと受け入れないと次にいけない気がしています。
描いて描いて、描きたいものにたどり着こう。
アトリエに重なった少し前の作品は見比べると昨年の絵でさえもう古い感じがし、そこへは戻れない気がします。
そのころは一生懸命モデルさんと背景を描いていました。
ただ、今そういうものを描きたいかというと違う。
娘という存在が描く対象となって、これからどうなるかわかりませんがこの絵ではできるだけものを描きたくないのです。今の自分が表現できるかどうかは別として、今の娘を描くとすればこう以外に思いつきません。
まだ固まっていない5年生の女の子。その周りのものも固まらない、どうとでも変化しうる「空」の場であるべきではないか。
「空」の方が満たされているんじゃなかろうか…。満たされたら空になるのか…。
描けるかどうかわかりませんが、それを描いてみたい。そんなことも思ったり。
風景やアトリエに娘を立たせてみるより、この絵の中にいる少女の方が純粋に表したい姿であるように感じます。
難しいけど、このまま仕上げます。
この子、もう少し生意気な年ごろになったら、ふつうにあるものと一緒に描くつもりです。きっと今しか描けない。
読んでくださっている方には申し訳ないです。自分も数年後、またこんなこと書いて何言ってたんだか…って思うかもしれません。明日消去するかもしれない絵描きの日記ですから、読み流してくださいまし。とりあえず、今日は思ったこと書いて終わり。
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