宮崎駿さんの御作品はほとんど見ています。
今日は少し早く絵描き切り上げ「風立ちぬ」を夜、見てきました。
現実にあった、私の知らない関東大震災や戦争の「きっとこうだったに違いない」恐ろしさ、音。
そして、人も含めた自然と人工のものの一番美しい部分を描いた作品でした。感動しました。
とっても深かったし、これからもきっと折に触れ「人」として考えさせられるのは覚悟しないと…そんな感想を持つ作品でした。
先進国になってしまった国など、ほとんどの大人が見てくれたらいいのに。
美しい、けれど現実との矛盾を突き付けられるような気分です。
宮崎さんも人として精一杯生きてきたが故の何かを背負っていらっしゃるんだなあ…。きっとそういう生き方の人も多いのではないか…。そういう人が歴史も作っているんだなあ。
見た時は感動でいろいろ思わなかったけどあとでそんなことも深い胸のどこかへ残す作品でした。
結果、自分がボロボロになったってやるべきをやった方がいいのですね。
あんな風に立派には生きることができないだろうけども、少しでも人間らしく、自分の目指したい方向へ矛盾があろうとも私もできるだけ一途に生きてみたいと思います。
遅くなってしまいました。真夜中の雑な感想でした。
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F.Tokuda (金曜日, 09 8月 2013 09:12)
私も風立ちぬ見ました。 自分の半生と重なるところもあり感動しました。 昔、H.ヘッセが少年の頃、詩人でなければなんにもなりたくないと願ったとか。 私も、少年時代、美しい放物線を描く飛行機作りにあこがれました。 しかし、大人になった私は、高度経済成長のさなか、船作りとなり、そして、原子力技術者に・・・その後、東北大震災・原発事故が生じ・・時代はめまぐるしく移りました。 でも、空・風・美しい自然に憧れる気持ちはずっと変わらない。
今、そんなあこがれを、目に見える形・絵に表す術に出会いました。 先生に手ほどきを受けながら、おそるおそるではありますが。 時には、鋭い、厳しい助言・批評の一撃にへこみそうになったり、又、癒されたりしながら・・・おかげさまで絵を描く喜びを享受しています。 ありがとうございます。 風立ちぬを見て、改めてこのような感慨を持ちました。
山本佳子 (金曜日, 09 8月 2013 09:51)
Tokudaさま
とてもうれしいコメントでした。
こちらこそ、徳田さんにお会いできましてよかったと思います。
いつも、早く来てくださって教室の準備もしてくださり、また絵を描いていらっしゃる一生懸命な姿勢にこちらも身の引き締まる思いです。
もともと絵は描ける方なのでつい厳しくなってしまいます。最近は何か絵にやわらかい表情が見えます。
楽しみにいたしております。
また、堀越さんときっと重なる部分があるでしょう関わられたお仕事についても伺ってみたいです。
ありがとうございます。