人物画でも・・・

人物を描くときまずその対象となる人物の感じに心打たれて描きはじめます。左の絵はそこらあたりで着地したと思います。

 

いつも大きな絵は心打たれて描きはじめるところから始まるもののそれだけではなくて描く気持ちをつなぐものは最初の感動からもう少し通り越していきます。巡るというか心打たれたものの「もと」を表現したいという感じ。

 

通り越しすぎて鈍くなったり離れたりすることも多々あり、そうなるとまずいのですが、それがどこが着地点なのか毎年少しずつ違ってきているように感じます。

神経を研ぎ澄ませてピリッとしたそれでいてやさしい絵が描けるようになりたいと思います。

 

昨日でしたか、一昨日でしたかラジオで福山雅治さんが「f分の1 揺らぎ」が音楽にも心地よいという話をしておられました。

確か、良い音楽を作るのに必ずしも絶対音感は必要ではないという話だったと思いますが。

完璧に描けないのでそんな話を聞くと思わず救われた気分です。

 

心地よい「揺らぎ」が絵にも描けるって素敵だと思います。目指したい方向です。

 

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コメント: 2
  • #1

    ひでちゃん (水曜日, 31 7月 2013)

    初めまして。♪
    時々こちらのブログを拝見させていただいて楽しんでいます。
    いつも上手いなぁ~とか、凄いなぁ~とか感激しています。
    大変失礼ですが今日のこの画はお写真を見て描いておられるのでしょうか?
    自分も最近写真から描くことが増えました。
    いい絵が描ければ手法は問題ではないと考えるようになりましたが。。。
    実際写真を参考にしないと難しいと思っています。

  • #2

    山本佳子 (水曜日, 31 7月 2013 23:10)

    ひでちゃんさま

    初めまして。
    コメント、そしてご質問ありがとうございます。

    私はまずモデルありきですが、表現に形が必要な段階では写真も大いに役に立っています。写真にとらわれるというリスクがわかっていれば、最初の感動をそのままに参考にされるのはプラスであると思います。
    今は昔と違って、リアルタイムで動画も画像も利用可能であり、また現代人の特権でもありますよね。

    今日のご質問はよく今の絵描きさんたちに向けられることでしょうが、目的がわかってさえいれば写真でも動画でも利用して大丈夫ですよね。

    日頃の対象をちゃんと見てスケッチやクロッキーそれにデッサンをしていれば写真では見えない部分やカメラより人の目の方が確かであり、なんて言うか絵にするために自分用に上手に見えている部分があることが良くわかります。
    基本はよく見ること、そして感動して描くことですね。

    それにちょこっと写真も利用します。