感じ(感動)を描く

今日、マチスのある絵に改めて衝撃を受けました。よく見ていたし、家の画集にもあるのですが。

ある婦人の絵。帽子をかぶっていかにも意志の強そうな女性です。光(明暗)も描いていないし、影も色でなくて全く暗い線でしかないのです。

それにデッサンも崩してしまっている。

なのに、バランスはとれているし絵になっているのはどうして?

 

絵を描いている、感じを描いている。

それは明暗の調子が的確であるとか、対象の形がちゃんと描けているということではなく、むしろそれを頭からすっかりはずさないとこうは描けない。すっかり外して「その人を描くため」に画面の構成を色と線でしています。今日はいつもになくその絵から強く何かを受け取りました。

 

良い勉強をしました。

どんな絵を描きたいのか!!ちょっとわかったような気がします。(…疑わしい)

ある大先輩絵描きさんが「肩の力を抜きなさい。」「ゆっくり、のんびり!」と言ってくださいます。

 

私は物をそのまま描きたいのではなく、対象から受け取った感じ(感動)を描きたいのです。それが、色や線であらわせたら楽しい!!!!!

そこを目指して早く変身したいと思います。独り言・・・でした。