仕上げないということ

昨日の午後から始まった作品展

「作品展の前と後」という副題をつけています。

 

個展の予告展示と以前の個展やほかで発表したものをもう一度展示するためにそういう題をつけました。

 

左はミカンの会で感激した薔薇。教室の方のお庭から・・・。

なんてきれいな優しい薔薇だろう…と思って描きました。表町での個展の前に見ていただいています。

ギャラリー「ちょっといん」さんは喫茶店でガラス越しに展示スペースがあります。

2日目の今日は遠いところお越しくださったNさんご夫妻と午後2時までいただけるという美味しいモーニングをいただきながら、ここから見るのがいいと話しました。離れて見た方がいい感じです。

 

近くで見るには耐えられないくらい「雑」、粗いというか・・・気持ちで描いて、その気持ちが続くまででやめているのです。これを過ぎるとまずくなるからです。

 

過ぎたら、今度作品は違う到達点まで行くのにすごく時間がかかる…だから印象を大事に描く時は油彩でもスケッチ的な表現にとどめておきたいのです。

絵描きは感覚的なブレーキをきかせます。本人も迷いますが許されるかどうかは見る側の評価。絵をどこで終わるか・・・2か所に到達点をおくことはできません。ここと決めて着地するしかありません。

 

今回の個展にはそういったスケッチがたくさん並ぶ予定です。塗り残しだらけです…ある意味この絵描きの特徴としてみていただけるとありがたいです。

どうなるかな~。