こんな時でも…。

先日の東日本大震災で本当に大変なことになっています。

最小限でありますように、また、命を落とした方のご冥福を祈り、子供と思わず般若心経を唱えました。

 

いろいろな心配が大きくなっていきます。

そんな中、土曜日、通常通りバウハウスの人物画研究会を実施しました。

 

 

この集まりも中止ということも考えました。

しかしながら、作品展も控えているので予定通りに行いました。

実際、駐車場でも「こんなときに絵なんて描いていてもいいのでしょうか。」という声も・・・。

 

この日のモデルFさんのお兄さんは仙台の若林地区に住んでいて、地震が起こった時は福島へ出張だったそうです。何とか無事が確認された…というところモデルを務めてくれました。

この人物画研究会への参加は皆さんの都合に任せていますが、いつも通り多く参加されました。皆さんいつもより一層真剣に取り組まれ予定通り開催して良かった印象です。

私は、少し描きましたがこのたびは作品展のために仕上げをしたい方と一緒にしっかりと考えました。

 

今日は少し前デジタルミュージアムで戦時中、若く有望な絵描き兵士が残したある作品を見たとき、「兵士として送られる万歳の声が聞こえてもなかなか絵筆を放すことができない…」という文章が、絵の横に展示されていたのを思い出します。

 

身の回りを大事にしてより一層、本気の絵描きになろう・・・と思いました。

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コメント: 2
  • #1

    森敦子 (月曜日, 14 3月 2011 12:20)

     お気持ちよくわかります。
    私たち、生きている側は日々の仕事を一生懸命やって、
    何か手伝えることをゆっくり考えるのがいいと思います。
    善意の押しつけがが迷惑になることもあるかもしれません。
     ハイチ地震の時はちょっと寄付したりしました。
    寄付もうまく運用してくれるところにしないと意味ないので難しいです。
      

  • #2

    山本佳子 (月曜日, 14 3月 2011 16:43)

    そうですね。

    今の私はただ、祈るのみという感じです。
    自然の力は本当に強いですね。ここがそれを感じて反省したり、動いたりすることにつながればと思います。

    東北の被災された方々の姿を見れば、何が大切かがわかる気がします。