瀬戸内市立美術館

牛窓オリーブ園の近く、瀬戸内市役所牛窓庁舎の建物の中にできた立派な美術館に行ってまいりました。

この26日まで開館記念の展覧会、「佐竹徳展」が開催されています。

時間があればもう一度足を運びたい…と思いました。

 

今日は、その会場内のメイン展示室で佐竹徳先生と関係の深い坂手得二先生が作品についての解説をしてくださいました。

私にとってはとても勉強になる内容でした。

 

お話は、脱線して坂手先生の絵画論などいろいろあり楽しみました。

中でもよく理解できたのは、「130パーセント描いて30パーセント削る。」という絵の作り方や絵に向かう態度についてのお話。

印象に残ったのは「人の厚意を大事にされる方であった。」という佐竹徳先生のお人柄についてのお話。

会場には来場者がたくさんいらっしゃいました。厳しく、優しい…好きな絵です。

とことん描いていった絵と、引き算がなされている絵とが並んでいました。

どちらも気迫と自然に向かう真剣さが感じられて緊張しましたが、90歳のころ描かれた絵の前に立ってしばらくするとこちらが許されている感じがして、自然の中いるのと同じ気持ちになりました。

 

はじめて行った瀬戸内市立美術館、館長さんが気さくに話して下さり、大切な出会いとなりました。

とても有意義な一日でした。

周りの方がいってくださるようにオーバーワークだったから引いたのかもしれませんが、その風邪もやっとほぼ治ったのでまた、本気で描こうと思います。