影の解釈

カルチャー教室にて
カルチャー教室にて

今日は、朝9時には岡山梨花会最終日の会場へ・・・。

お昼は会員の人に任せてカルチャー教室へ。

今日はポンチョのかわいい衣装の学生さんでした。今日はあまりに忙しいのできっと描けないだろうと思っていましたが、パステルで描かせてもらいたくなりました。似せてません。本当はもっとかわいらしい人です。

 

今日梨花会にお昼前に来て下さったモデルのクラウディア似の人に魅力を感じ、影響があって、ちょっと大人の感じになりました。

 

カルチャーでは今日は5人の受講されている方が描かれ、3人は水彩で色をつけられていました。それぞれに上手くいっていました。

午後4時梨花会搬出のため再び会場へ。  

 

 

 

終わった終わった。

たくさんの方に来ていただき、反省とともに喜びのある一週間でした。

 

搬出の後セール最終日のアムスさんによって絵具を買込み、6時からは先月終了した岡山日展六華展の打ち上げ会がありました。 とても有意義でした。

その中で「影の色をどう解釈して描くか?」との質問をいただきました。

 

直ぐには答えられなかった…。その前に写真を使って描くのはどう??という話も出ていて、会終了後、帰りの車の中考えました。

 

ある条件を満たす光が当たったところの固有色については、写真でも多少参考にできるけれども、影の色については写真は問題外・・・影の色は別のものになってしまいます。

実際、影の色は固有色よりも美しいくらいなのに。

 

カメラの眼は、線や面や色の変化は見ようとする、感じようとする絵描きの目には技術が進んでもきっと到底かなわないはず。

 

そういう目を使って描いている絵描きは、訓練によって備わるその特殊能力に自信を持って良いと思います。一度見えるようになった(限界までいった)能力は一生もので、きっと視力が少々落ちても使えるものと信じます。

   

帰ったのは午後10時半。さて今日はこれにて…。

 

 

 

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コメント: 3
  • #1

    馬場bee (月曜日, 06 12月 2010 15:17)

    今週もお忙しそうでしたね。 やはり芸術の秋だからでしょうか? 

    今日の写真の話、絵画入門者の私にとっても興味があります。 海外の画家さんのブログなどをみると、パレットの隣に写真が無造作に置かれていたりして、とても合理的な考えで制作しているんだな~、とびっくりしたりします。 写真そのままの絵は盗作になりますし、また、プロの写真はそれだけで芸術なので、そこから又生み出せるのか?って事にもなるのでは? などと、素人なりに考えてみたり。

    個人的な話ですが、私は動物も描いてみたいです。 描きたいものが動物園にいればいいのですが、そうでなければ、写真に頼る事になるのかな~などと漠然と考えていたりします。

    先週は色の話が面白かったです。 イヌイットの人達は雪や氷の中で生活をしていますが、そのせいか「白」の種類が数百あるとかいう話を以前読んだ事を思い出しました。 そんなに沢山の「白」を描ければ、白い世界にも色がつきますね・・・。

  • #2

    馬場bee (月曜日, 06 12月 2010 16:09)

    山本さん、何回もコメントごめんなさい。 私は頭がどうにかしてしまったようです。 もう師走なのに「芸術の秋」だなんて! 

    今月ゴッホやドガを見に行く予定なので、なぜか自分の中では「芸術の秋」ムードでした。 以上野暮な釈明まで。

  • #3

    山本佳子 (月曜日, 06 12月 2010 23:45)

    馬場beeさん

    師走…ですね~。いつのまにか・・・。
    私はまだ秋の余韻を楽しんでいます。世の中はまだ暖かいですし。

    写真を使うことについては場合によっていろいろとあるのですよね。
    作品として存在する写真は魅力もありますね。昨日の時点では対象外でした。
    見えたものが映らないと感じるのは自分がデジカメなどで撮った素人写真のことです。
    実際に見た風景で見えていなかった電線であれ、モデルさんの服の乱れであれ、しっかり映ってしまうのですが。

    自分の目はイヌイットの人たちのようにたくさんの色を感じているのでしょうか。
    雪を描く画家の白は変化に富んでいますよね。
    確かに白い世界にも豊かな色がついてます。温度や湿度、いつ降ったどんな雪で、春が近いのかどうかなどまで絵具で描けるのですものね。

    学生の頃、ある人から言われたことを思い出すのですが、「ほら、机の手前と向こう、色が全然違うでしょ。」

    必要があれば色はどんどん見えてくるもの・・・として、たくさんの色を見て絵を描きたいなら限られた色しか映っていない写真をスタートに描くことは、ある制約があるといえます。

    何を目指すかにもよりますね。求めるところが、動物のかわいらしさであったり、描いてみたいものが近くになければ、写真も大いに役に立つと思いますから、一概には言えないことです。

    なにはともあれ、「芸術の秋モード」は1年を通してが良いですよね。
    コメント、とってもうれしいかったです。