絵の作り方

時々、消してしまうかもしれない更新をします。これもそのうち・・・。

 

絵にできると感じたら、しっかりと記憶にとどめます。

足らないと絵にできないので、スケッチもクロッキー帳などに1冊くらいはメモします。満腹になるまでしっかりと感動します。

 

足らないときは迷惑をちょっとかけてでもその人のところへ訪ねていきます。

今回描かせていただいた方もお忙しいところ、とてもよくしていただき、本当に感謝、感謝です。 思っていた以上に私には強すぎるほど魅力のある方でした。

 

絵にいったん向かうと、それをもとに絵と自分との間でつくっていきます。

たくさん見過ぎるとよくない。

ここ1,2年で変わったことは、顔を描かないようにしたいという欲求が入ったこと。 

いくらか肖像画的な要素を持っていた今までの絵と違うものを描きたくなったからでしょう。 顔かたちでなくその人の醸し出す雰囲気やその人を取り囲む周りにも、描かずにいられない魅力を感じるから。

顔を描くと止まる部分がある。制約が入るとでもいいましょうか…それだから、メモ的なスケッチ以外は人物の写真は撮りませんでした。

今はいつまでも揺らいでいるような絵が描きたい。とそんなことを今日の制作で感じました。

 

さあ、お味噌汁でも作るかな。

 

 

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コメント: 4
  • #1

    くみ (月曜日, 27 9月 2010 17:07)

    とても興味深く拝見しました。

    《過去に描いて気に入っている自分の絵》や、《モデルの写真》と、今描いている絵を見比べてばかりの私です。
    どこに感動して描いているのかも、似せて描こうとするうちに分からなくなって。

    絵にいったん向かうと、絵と自分との間でつくっていかれるとのこと。他ではなかなかお聞きできない画家さんのつぶやき。
    ありがとうございます。

















  • #2

    山本佳子 (月曜日, 27 9月 2010 21:36)

    くみさま
    コメントありがとうございます。

    私も同じようなことを繰り返し、最近気をつけるようになりました。
    「自然と平行に制作をすること」これは私の師の言葉です。自然と自分との間に絵はできるものだという解釈をしています。
    ですから、私がつぶやいた絵と自分との間でつくるというのは少し違っていましたね。
    自分と対象との間に絵はできてくるものです。

    対象や、写真に引っ張られるとそこから外れますから気をつけなければいけません。

  • #3

    とむ (火曜日, 28 9月 2010 10:09)

    極秘の制作方法を伝授させていただきありがとうございました。僕も出来るだけそのようにしたいと思います。画・・・ やっぱ無理かも

  • #4

    山本佳子 (火曜日, 28 9月 2010 19:20)

    とむさま

    先日は大作を拝見させていただいてありがとうございました。今後、とても楽しみにいたしております。

    極秘だなんて…思いっきり皆さんと同じ。
    人物画に限らず、絵作りは難しいですね。